日本の科学とモノづくりの技術は世界に誇るものである。
しかしながら、かつては日本のお家芸であったディスプレイやスマートフォンなどの分野においては、他国に大きく水あをあけられてしまっているのが現状である。
そんな中、今後の発展が望まれるロボット開発の技術には目を見張るものがある。
サイバーダインの介護用ロボットは、脳で命じた事をセンサーが感知し、思ったとおりの動きをする事ができる。
バイオの分野においては、緑内障を治療する薬が開発されたり、現在世界中を震撼させているエボラ出血熱の薬が開発されるなど、バイオ産業の技術力には感服させられるところだ。
そういえばつい先日、オンコセラピーという会社がガン細胞のみを狙い撃ちする新薬を開発したと報じられた。
一日も早い認可と上市を期待したいところである。
その他、半導体分野において遅れを否めない部分があったが、ここへきてようやくその技術力開花の目がでてきた。
例えば、世界最小GPUの開発や二次電池の開発など、半導体企業の新しい分野の開発が目を引くところだ。
二次電池においては、ナイクロニクスという会社が量子技術に基づくバテナイスというシート型電池を開発したし、石井表記という会社はセラミックを応用した二次電池を開発した。
また、マグネシウムを応用した電池(藤倉ゴム)や、空気電池(古川電池)など、新しい技術の電池開発は注目されるところだ。
長時間寿命・短時間充電が可能な二次電池の待望論は根強く、特に今後の発展が期待されるEV(電気自動車)には必要不可欠となる。
スマートフォンなどは急速充電はあれば良いが、必ずしもなくてはならないというものではない。
会社でも充電できるし、場合によっては携帯用のモバイル充電器も今は充実している。
しかし、自動車となるとそうはいかない。
充電するのに何時間も待つようでは、普及はしないだろう。
電気自動車の普及は、、高速充電・長寿命が必須なのだ。
デジタルメディアプロフェッショナルという会社が、世界最小GPUの開発に成功した。
この会社の技術には主に画像処理やセンサーなどに強みがあり、最近話題の自動運転システムに使われる画像処理ソフトなどの技術も持っている。
SONYが自動運転画像センサーソフトの量産に入るという報道があった。
自動運転システムは海外でも研究が盛んだが、海外と日本では自動運転に対する考え方が若干違う。
海外では「運転を楽にする」という主眼に対し、日本はあくまでも安全のサポートという考え方だ。
したがって、最初は信号や歩行者のいない高速道路での自動運転を目指す事になるが、細かい障害物や急な人や自転車の飛び出しにどう対処するかなど、まだ課題は残るところだ。
他では、道路そのものに特殊な素材を敷き、走行しながら充電するという研究もなされている。
現在は試作段階だが、完成したら燃料費もかからず、しかもエコという夢のような走行システムとなるのだが、感電などのリスクとパワー不足が大きな課題だ。
アスカネットでは、AI(エアリアルイメージング)というう突拍子もない製品が開発された。
ガラスでできた特殊な装置を光が通過すると、空中で同一の対象物が2D・3Dで映し出される空中ディスプレイである。